ものごとに没頭することがよくあるように思う。
集中するといろんなことが捗るけれど、
そんな集中力を高めるために
高校時代に挑戦したことがある。
それは、、、
「弓道」
小学生の頃に初めて見た弓道は、
とてもかっこよく見えて、子供ながらに憧れを持っていたのを覚えている。
中学時代は、部活になかったから
他のスポーツをやっていたけれど、
高校に入学してからは迷わずに「弓道」を始めた。
わかってはいたけど、
想像するよりもずっっっっっっと奥が深いし
そんな簡単には弓を引けない。
日常生活ではあまり使わない筋肉を使うらしく
筋肉をムキムキだからと言って弓を引けるわけではない。
弓を持つ手の握り方ひとつにしても
どの指に力を加えるか、どこに意識を集中させるか。
矢を放つ時も
どんな軌道で離れを行うか。
ほんの少しの動作や意識によって
全く違う矢となる。
非常に繊細で、奥が深い武道だと思う。
ここまで繊細さや自分と向き合うことが必要になる武道は
ないんじゃないかと思う。
「かっこいいから」という理由で憧れて始めた武道は、
想像以上に僕を虜にした。
気分が乗らない日や、何か嫌なことがあった日
そんな日は、心を映し出すかのように全く的中しない。笑
ただ「そんな日もあっていい」なんてワガママはいつも通用するわけではない。
試合の時はもちろん
試合に出るための選抜メンバー決定戦!なんかが
開催される時には「メンタルが!」なんて悠長なことは言ってられない。
小説みたいになってきた気がする、、、
とこんな感じで
学生時代は、とてもやりがいのある武道を体験することができました。
環境やメンタルなど、どんな状況でも
自分と向き合い最大限を引き出せるように一本一本に魂を込める。
そんな経験を3年間して、集中力を培うことができたんじゃないかと
思っています。
自分の集中力ってどこでついたんだろう〜とふと考えた時に
この答えが出てきました。
どんな小さな経験だったとしても
人生のどこかで
必ず役に立っていて
必ず意味を持っていると思いますが
こうして
思い返した時に思い出すことができるって
素敵だなー。なんて。
今、また始めたら
どんな気持ちで弓を引くんだろうか。
あの頃の感覚って意外と思い出せるものなのかなー?
せっかく「武道」が盛んな日本に生まれたんだから
老後とかも何かそんな「和」を感じることができるような
趣味や体験って続けられたらいいなーと、ちょっとした夢を抱いています。
環境は違うけれど
自分と向き合う時間、創っていきたいなと思う。
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